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尚、急患については、この限りではありません。
外来担当表
ココロ通信
柳井病院 心理室
気象学的にはもう秋ですが、9月から11月にかけて広い範囲で気温が平年より高い傾向が予想されています。特に9月は厳しい残暑が続くようです。まだまだ暑さ対策が必要ですね。今夏娘にとある冷感グッズをねだられて、半信半疑で購入しました。すぐにぬるくなり効果がないと思っていたのですが、時間が経っても首回りがひんやりして、少し暑さが和らぐ気がしました。ちょっとしたことかもしれませんが、その“ちょっとしたこと”でうまくいくことが、他にもあるのではないでしょうか。例えば先日「仕事で目視だけで確認していたけど、先輩のアドバイスで指差し確認に変えたら、ミスがなくなった。ミスをなくすことは自分には出来ないと思っていたけど、出来たので嬉しかった」という話を聞きました。これも“ちょっとしたこと”でうまくいった事例ですね。
話は戻り、暑さというのは物理的ストレッサーのひとつで、ストレス要因となり得るものです。これまでストレスの対処法は色々紹介してきましたが、考え方や捉え方を変えるとか、ストレス発散方法を見つけるなど、自分で考える必要があり、気軽にできることは少なかったかもしれません。
今回は「4大栄養素をとる+糖質オフ」という方法をご紹介します。まず、ここで言う4大栄養素とは「たんぱく質」「鉄」「ビタミンB群」「ビタミンC」です。これらは脳の元気の源となる脳内ホルモンの主原料となります。ストレスがかかると脳内ホルモンが大量消費されてしまうので、脳内ホルモンが不足しないよう、4大栄養素をしっかりとりましょう!中でも重要なのは「たんぱく質」なので、「とにかくたんぱく質をとるようにしよう!」と、心がけるだけでも違います。これなら“ちょっとしたこと”になりそうですね。糖質過多は脳を疲れさせたり、脳内ホルモンの合成を妨げたりします。お菓子大好き人間の私にとっては”ちょっとしたこと“ではないですが、無理のない範囲内で炭水化物や甘いものを控えるよう意識してみたいと思います。
最後に、気持ちの動きや心の反応に関係する主な脳内ホルモンを紹介して終わります。
①セロトニン
幸福感や安心感など心を満たし、「ハッピーホルモン」とも呼ばれる。
不足すると落ち込みやイライラを招く。
②ドーパミン
好奇心を刺激してやる気を起こし、行動力や快感を促す。
不足すると無気力や無関心傾向になる。
③GABA(ギャバ)
興奮を鎮静させる働きがあり、気持ちが安定してリラックスする。
不足すると不安や睡眠不足を招く。
④ノルアドレナリン
思考力や集中力、意欲や積極性のはたらきを担っていて、脳を覚醒させてシャキッとさせる。
不足すると無気力状態や意欲低下につながる。
