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■外来受付時間 午前8:30~12:00 午後:13:00~16:30 (日・祝日は休診)
※新患の患者様は、日時の予約が必要です。予約が多い場合は日にちを変更していただくことがあります。
また、再診の患者様は、予診・検査等に時間を要しますので11:30までに受付をお済ませください。
尚、急患については、この限りではありません。
外来担当表
ココロ通信
柳井病院 心理室
皆さん、こんにちは。朝晩は冷えますが、だんだん暖かくなってきましたね。梅の花が見頃を迎える季節となりました。年度末で忙しい方、花粉症がつらい方、4月から新しい場所での生活が始まる方など様々かと思います。春風とともに沢山の幸せが皆さんに訪れますように、お祈りしております。
今回は、「セルフ・コンパッション」について紹介したいと思います(引用文献:有光2019)。コンパッションは、日本語でいうところの慈しみ,思いやりなどのことです。なので、セルフ・コンパッションは自分への慈しみ,自分への思いやりといったことを意味しています。
自分を慈しみ思いやるセルフ・コンパッションの実践は簡単なことではありません。私たちはどうしても、こうありたい!こうあるべきだ!と考えます。例えば、もっと好成績をとりたい、もっとかっこよく見られたい、綺麗になりたい、昇進しなければならない…などです。これらが悪い事であるというわけではないのですが、絶え間ない努力と競争の世界に陥ってしまうかもしれません。また、自分自身の負の側面にコンパッションを向けることは、とても難しいですよね。
しかし、大切な人が苦しんでいる時はどうでしょうか。悪いところは指摘や批判したりすることもあるかもしれませんが、指摘や批判だけでは終わらないですよね。思いやりの言葉をかけるのではないでしょうか。この大切な人への思いやり(コンパッション)を自分に向けるのがセルフ・コンパッションだと考えるとイメージしやすいと思います。
セルフ・コンパッションを高める方法として、慈しみの瞑想があります。「私が幸せでありますように」といったフレーズを心地よい間隔で繰り返すといった瞑想法です。詳しくは、下記の引用文献をご覧いただければと思います。ストレス社会の現代ですが、自分を慈しみ思いやって、セルフ・コンパッションの状態で心穏やかに生活できると良いですね。