
病院からのお知らせ
外来案内
■外来受付時間 午前8:30~12:00 午後:13:00~16:30 (日・祝日は休診)
※新患の患者様は、日時の予約が必要です。予約が多い場合は日にちを変更していただくことがあります。
また、再診の患者様は、予診・検査等に時間を要しますので11:30までに受付をお済ませください。
尚、急患については、この限りではありません。
外来担当表
ココロ通信
柳井病院 心理室
皆さんこんにちは。気温の変化が激しい日が続いていますね。このような気候の時には自律神経が乱れることが知られており、不眠や頭痛、倦怠感などの体調不良に陥りやすいそうです。こんな時には、「よく頑張ってるなあ」としっかり自分をいたわってあげるといいですね。
新年度に伴い、新入職員の方や部署異動があった方も多くおられますが、コロナ禍という状況で新しいつながりを作る難しさを感じている方もおられることでしょう。休憩時の黙食や会食の自粛だけでなく、常にマスクをしているため表情が読み取りにくくなっていることも原因かもしれません。
心理学では、助けを求める行動を「援助要請行動」と言いますが、助けを求めるのが苦手なタイプの人がいることがわかっています。例えば多くの失敗を経験して自尊心が低下している、助けを求めてもそれを断られてしまった、相談して嫌な思いをした経験がある、などです。もちろん反対に、助けを求めるのが得意なタイプの人もいて、コミュニケーション能力が高い人や相談して良い経験をした人は、適度に助けを求めながら仕事を進めることができるようです。
人は誰でも得意・不得意があり、特に職場では得意なことを生かし不得意なことをお互いが補ってもらいながら仕事を進めていくことが多いように思います。もし、同じ職場に援助要請行動が苦手な人がいたとしても、全体に支えあう雰囲気があれば、助けを求めやすくなるかもしれません。そのような雰囲気を作るためには、普段から風通しの良いコミュニケーションが必要になります。もちろん職場ですから、「みんな仲良し」ということではなく、馴れ合いにならないよう礼節を保ちつつ、周りの状況を見ながらさりげなく声をかけ、押しつけがましくならないようにサポートし、独りよがりにならないように周りの意見を適度に取り入れ、集団も個も尊重する態度を心がける、というのが理想でしょうか? こうやって改めて文章にすると、職場を心地よい環境にする行動と、患者さんを援助する姿勢は、共通するものが多いように感じます。
環境の変化が多く、疲れの出やすい時期でもあります。だからこそお互いが思いやりを持ち、心地よい職場環境づくりを心がけると、めぐりめぐって自分自身の働きやすさにつながっていくと考えています。しんどい時こそ、相手にも自分にも優しくありたいものですね。