病院からのお知らせ
外来案内
■外来受付時間 午前8:30~12:00 午後13:00~16:30 (日・祝日は休診)
※新患の患者様は、日時の予約が必要です。予約が多い場合は日にちを変更していただくことがあります。
また、再診の患者様は、予診・検査等に時間を要しますので11:30までに受付をお済ませください。
尚、急患については、この限りではありません。
外来担当表
ココロ通信
ココロ通信 2024年3月
柳井病院 心理室
皆さん、こんにちは。まだまだ朝晩は冷えますね。新年度を迎え、生活に変化がある方もおられるかもしれません。そうでない方も、無理ないペースで、自分を大切にしながら過ごして頂きたいと思います。
今回は、自分を大切にするセルフケアについてご紹介したいと思います。セルフとは「自分自身」、ケアとは「気にかける、良い状態に保つ」といった意味ですので、セルフケアとは「自分自身を気にかけ、良い状態に保つ」という意味です。
臨床心理士・公認心理師の伊藤絵美先生著、『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク(昌文堂)』という本から、セルフケアの方法を3つ、ご紹介したいと思います(この本はとても分かりやすく、豊富なセルフケアの方法(100個!)が掲載されていますので、お薦めです)。
まず一つ目は「グラウンディング」です。私たちは、不安な時などに上へ上へと力が向かいがちです。呼吸が浅くなったり、頭痛がしたり、ぐるぐる考え続けたりしますよね。ですので、両足を地面につけたりして、意識を下に向けてみましょう。ぐるぐる考えて頭の中の世界に入り込んでいる場合、現実感を取り戻すことにも繋がると思います。
二つ目は「ストレスについて書き出す」です。何にストレスを感じているか、意外と気づいていなかったりします。書き出してみることで整理できますし、そのストレスと少し距離を置いて客観的に見ることができるという利点があります。ストレスの大小にかかわらず、ストレスを 書き出してみましょう。
三つ目は「問題を小分けにして解決する」です。ストレスを書き出すなどして具体的な問題を見つけたら、なるべく問題を小さくして、一つずつ、そして少しずつ解決していくことが重要です。「家が散らかっている」という場合、一気に家中の掃除をするのではなく、「今日はキッチンだけキレイにする」というように、これならできるということを積み上げていくイメージです。 以上、3つご紹介しましたが、セルフケアは“自分だけで”自分を助けることではなく、「誰かを頼ったり、相談すること」も含みます。是非、自分を大切にして過ごして頂けたらと思います。